ローソク足とは?見るべき4つの値とその使い方を解説
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ある企業の株価チャートを調べると、たくさんの長方形(ローソク)が並んだグラフを目にすることがあります。
これは「ローソク足」と呼ばれるものです。
投資家が株価を確認するとき、ローソク足チャートは最も一般的な表示方法です。
もちろん、株価の推移をラインチャートで追うこともできますが、ローソク足が選ばれるのには理由があります。
1本のローソク足には「始値・高値・安値・終値(四本値)」の情報が詰まっており、どの時間帯に買いが強かったのか、あるいは売りが優勢だったのかといった値動きの流れを把握することができるからです。
つまり、ローソク足はある期間の値動きを凝縮した“要約”であり、株価の動きを分析するうえで非常に役立ちます。
本記事では、ローソク足の仕組みを基本から解説し、その使いどころまで丁寧にお伝えします。
まず、ローソク足とは、1日の株価の動きを1本の「足」と呼ばれる箱ひげ図で表現するチャートのことです。(実際には1日とは限りませんが、こちらについては第3回で詳しく解説します)
1本のローソク足には、以下の4つの価格が示されています。
実際のローソク足は、縦に伸びた太い部分を「実体」と呼びます。
また、上下に伸びる細い線を「ヒゲ」と呼びます。
実体の上下は始値と終値の位置を示し、ヒゲの先端が高値と安値を表しています。
終値が始値を超えているローソク足を陽線、逆に終値が始値を下回っているローソク足を陰線と呼びます。

これに対して、単に株価を線でつないだラインチャートもありますが、ラインチャートは基本的に終値だけをつないだものなので、1日の中で株価がどう動いたかという細かな変化までは見えません。
そのため、より情報量の多いローソク足が一般的に使われているのです。

ローソク足は株価の上げ下げの結果のみを示しているわけではありません。
複数のローソク足の動きを見ることによって、投資家の心理や相場の勢いまで読み取ることができます。
例えば、陽線が続いている局面では、買いの勢いが強く、投資家たちがその銘柄に期待を寄せていると読み取ることができます。
逆に、陰線が何日も続いていると、売り圧力が強く、市場がその銘柄に対して慎重になっている可能性があります。
ローソク足は、1本1本でも意味がありますが、複数日分を組み合わせて見ることで、より深い分析が可能になります。
複数のローソク足が連続してどのように動いているかを確認することで、今の相場の流れや転換点をつかむヒントになるのです。
今回は、ローソク足の基本を「4つの値段(始値・高値・安値・終値)」とともに解説しました。
ローソク足は、値動きの内容や銘柄のトレンドを理解するうえで役立つものでしたね。
ただし、今回紹介した「1日」の値動きを表すローソク足(日足)だけでなく、「週」や「月」の値動きを表すローソク足も存在します。
週足や月足のチャートを見ることで、日足では見えてこない株価の長期的な推移を把握できるようになります。
次回は、チャート分析に欠かせない「週足・月足」について解説していきます。
Q.下の選択肢のうち、正しいものはどれ?
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正解はC.始値と高値が一致することも起こり得る。です。
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始値と高値が一致することは、実際の取引において十分に起こり得ます。<br /> たとえば、取引開始直後に最も高い価格(高値)で始まり、その後株価が一方的に下落した場合、始値=高値となります。同様に、安値と終値が一致するケースもあります。