第5回:経済指標カレンダーを使いこなそう
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第1回から第4回にかけて、経済指標の基本から雇用統計・CPI・GDP・PMIまで見てきました。
「経済指標って何となく分かってきた気がする。でも、実際どうやって日々の生活に取り入れればいいの?」と感じている方もいるのではないでしょうか。
シリーズ最終回となる本記事では、経済指標の発表スケジュールをまとめた経済指標カレンダーの見方と、初心者が無理なく続けられる活用法をご紹介します。
経済指標カレンダーとは、雇用統計やCPI、GDPなど、さまざまな経済指標の発表スケジュールをまとめた一覧表です。
投資家はこのカレンダーを見て、「来週は重要な指標の発表があるから株価が動きやすいな」と事前に把握しています。
カレンダーは楽天証券・SBI証券・マネックス証券のマーケット情報ページなど、証券会社のサイトで無料で確認できます。
カレンダーには主に以下の情報が載っています。
ここではマネックス証券の経済指標カレンダーを例に、使い方を紹介します。
① 絞り込み機能を活用する
カレンダーには世界中の指標が表示されますが、さまざまな絞り込み条件が用意されています。
対象期間(日次・週次・月次)、重要度、国・地域などで絞り込みができるので、自分が見たい情報だけを表示できます。

最初は国・地域を日本とアメリカだけに絞り込むのがおすすめです。
重要な指標だけが表示されて見やすくなります。
② 重要度をチェック
指標ごとに重要度(★★★など)が表示されています。
最初は★★★の指標だけをチェックすれば十分です。
このシリーズで紹介した雇用統計・CPI・GDP・PMIは、いずれも重要度が高い指標です。
③ 予想と結果を確認する
カレンダーには「前回の結果」と「今回の予想」が表示されています。
発表後は「今回の結果」も更新されるので、予想と結果を比較して「予想より良かったか、悪かったか」を確認できます。

「全部見るのは大変…」という方も安心してください。
初心者がまず押さえておきたいのは、このシリーズで紹介した4つの指標です。

特に米国指標は世界中の市場に影響するので、まずはここから見ていくのがおすすめです。
カレンダーで「重要度:高」となっているものを中心にチェックする習慣をつけると、効率よく情報を追えるようになります。
経済ニュースは難しそうに見えますが、意識するポイントは一つだけです。それが「予想 vs 結果」です。
指標が発表されたとき、「予想より良かったのか、悪かったのか」だけを確認する習慣をつけましょう。
最初は「なぜそれで株価が動くの?」と分からなくても問題ありません。続けているうちに、自然と理解が深まっていきます。
また、結果を見た後に「なぜ株価が動いたのかな?」と少し考えてみるだけでも、経済の仕組みへの理解が少しずつ積み上がっていきます。
完璧に理解しようとせず、気軽に続けることが何よりも大切です。
第1回から第5回を通じて、経済指標の基本から主要指標の見方、そしてカレンダーの活用法まで解説してきました。
経済指標を知ることで、日々のニュースの意味が分かるようになり、投資に対する視野がぐっと広がります。
最初は4つの主要指標(雇用統計・CPI・GDP・PMI)だけを意識することから始めてみてください。
「予想 vs 結果」を意識しながら、無理なく続けることが投資力を高める近道です。
Q. 下の選択肢のうち、正しいものはどれ?
正解!
不正解...
正解はC.経済指標は、予想と結果のギャップに注目することが大切である。です。
問題に戻る
経済指標カレンダーは証券会社や経済メディアのサイトで無料で確認できます。長期投資家は毎回の発表に一喜一憂せず、大きなトレンドを掴むことが大切です。米国は世界最大の経済大国であり、日本株にも影響を与えるため、米国の指標もチェックすることが有効です。株価は「予想 vs 結果」のギャップで動くため、この視点を持つことが経済ニュースを読む鍵になります。