指数とは?指数の重要性と実践例までわかりやすく解説(全4回)
サムネテンプレ (7)
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指数を株式投資に活かす3つの方法を紹介【実践編】

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この記事のレベル
難易度 3
マニア度 2
重要度 5

1. 1銘柄への集中投資は危険!

株式投資をするにあたり、今後起こり得るショックから資産を守るためには、分散投資は欠かせません。

例えば、あなたは手元にある10万円のお金を投資したいと考えているとしましょう。

その10万円を1銘柄のみに投資した場合、その株価が不祥事や災害などのアクシデントで突然下がってしまったら、あなたは一瞬にして大きな損失を負うことになります。

仮に1つの銘柄だけでなく、複数の銘柄に分けて投資していれば、たとえある銘柄が大きく値下がりしても他の銘柄でカバーできる可能性があるため、大きな損失を避けやすくなります。

この例を見るだけでも、1つの銘柄のみに投資をする集中投資の危なさ、複数の銘柄に投資をする分散投資の重要性をお分かりいただけたのではないでしょうか。

2. 指数をどう使う?

指数を使うことで、様々な観点から投資を行うことができます。

まず知っておきたいのは、株価指数を使った投資には大きく2つの考え方があるということです。

ひとつは、「指数の動きをヒントにして個別株を選ぶ」というやり方。

もうひとつは、「指数全体に投資する」という方法です。

ここでは、指数を活用した4つの投資について紹介していきたいと思います。

2-1. 指数の動きを“材料”として使う方法

さまざまな指数を確認することで、どの銘柄に動きがあるのか知ることができます。

たとえば、ナスダックが上がっているときは、アメリカのテクノロジー企業に資金が集まっていると考えられます。

そんなときに、アップルやアマゾン、マイクロソフトといった企業をチェックしてみると、実際に株価が上がっていることが多いです。

逆に、ニューヨークダウは小売りや飲食、製造業や金融業など幅広い業種の銘柄によって構成されているので、上昇時は業種を問わずアメリカ経済を代表する銘柄の株が上昇していることが考えられます。

今、どのような銘柄の株が値上がりしているのかをある程度把握することができます。

下のチャートはナスダックとニューヨークダウ、半導体関連銘柄30社から算出したSOX指数の2024年9月から2025年9月のまでの値動きです。

ナスダックが上昇しているときは、半導体関連の銘柄が好調であることがお分かりいただけると思います。

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2-2. 指数に勝てる銘柄を探す

個別銘柄と指数を比較することで、個別銘柄の過去のパフォーマンス(実績)を検証することができます。

実際の企業と指数の例として、ここではマイクロソフトとニューヨークダウ指数を取り上げてみたいと思います。

マイクロソフトの株価は2025年1月2日からの2025年8月29日の8ヶ月間でおよそ1.2倍になっています。

一方、マイクロソフトが組み込まれているニューヨークダウは同じ期間でおよそ1.07倍になっています。

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どちらも上昇していますが、一定期間のあいだマイクロソフトのパフォーマンスはニューヨークダウよりも優れていたと言えます。

このように、個別銘柄と指数を比較することで、一定の期間内にその企業が市場全体に比べ、どのようなパフォーマンスをしたのかを知ることができます。

2-3. 指数との相関度に注目してリスク分散を!

「相関度(相関係数)」とは、簡単に言うと、変化する二つの値がどれくらい同じような動きをするかを表すものです。

指数はおおむね、構成銘柄の値動きを平均したものであるため、構成銘柄の中には指数と似た動きをする(相関度が高い)銘柄もあれば、大きく異なる動きをする(相関度が低い)ものも存在します。

個別の銘柄がどのくらい指数と似たような値動きをするのか調べ、指数との相関度が高い銘柄と低い銘柄を組み合わせて書くことでリスクの分散につながります。

仮に指数が暴落したとしても、相関度の低い銘柄は連動して下がりにくいため、損失を小さくすることができるのです。

下のチャートはTOPIXと中外製薬の2024年9月から2025年9月までの値動きです。

指数との相関度の低い銘柄を保有銘柄の中に組み入れることで、リスクを分散させることができます。

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2-4. 一気に225銘柄に投資?

ここまで紹介した1~3の投資方法を自分で選んで実際に投資するのは、さすがに難しそう…と感じる方も多いと思います。 でも安心してください。指数の分析や、それを使った株の選別をしなくても、指数自体に投資できる仕組みが存在します。 それが投資信託です。

今回は数ある投資信託の中でも、インデックス型の投資信託を取り上げてみたいと思います。

インデックス型の投資信託(インデックスファンド)は、ある指数と同じ値動きを目指して運用される投資信託のことです。

つまり、日経平均株価に連動する投資信託に投資することは、日経平均株価を構成する225銘柄に分散投資することと同じことなのです。

手数料が多少かかるという側面はありますが、投資信託は数千円程度から投資できるものが多くあり、少額から株式投資を始めたいと思っている方にとって非常に魅力的な投資商品です。

投資はしたいものの、資金は限られている。

それにリスクも分散させておきたい。

このような悩みをもっている方にとって、投資信託は強力な味方になってくれます。

まとめ

指数は株式投資をする上で、非常に便利な投資ツールです。

個別株を選ぶ際の材料になるほか、投資信託を使えば、指数全体に投資することもできます。

忙しくても、指数を日々チェックするだけで市場の動きを追うことができ、情報収集が一段と楽になることでしょう。

理解度チェッククイズ

Q.下の選択肢のうち、正しいものはどれ?

  • A.指数は複数の銘柄によって構成されているため、個別銘柄の投資判断には使えない。
  • B.指数が上昇することは、全銘柄の株価の上昇を意味する。
  • C.投資信託への投資にはおよそ100万円必要である。
  • D.指数に連動した投資信託を購入することで、リスクを分散させることができる。

正解!

不正解...

正解はD.指数に連動した投資信託を購入することで、リスクを分散させることができるです。

ある指数の値動きに連動するように運用を目指す投資信託(インデックスファンド)も存在します。<br /> 日経平均に連動する投資信託を買うことは構成銘柄の225社に分散投資することを意味します。

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