株式投資に必須の3つの利益を簡単に理解しよう!
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四季報や決算書を見て、「営業利益」「経常利益」「純利益」など、利益とついた言葉がいくつも出てきて、「これって何が違うの?」「どの数字を見ればいいの?」と迷ったことはありませんか?
実は、利益にはいくつか種類があり、それぞれに役割や意味があります。一見複雑そうですが、これらを理解すると、株での投資判断がずっとやりやすくなります。
このシリーズでは、投資初心者の方でもすぐに理解できるように、シンプルな言葉と説明で重要な利益について解説していきます。
四季報や決算書では「利益」ということ言葉がいくつも出てきます。「全部覚えないといけないの?」と思った方もいるかもしれません。
でも、心配いりません。実際に投資判断でチェックすべき利益はたったの3つだけ。それが営業利益・経常利益・純利益です。
では、なぜ利益が複数あるのでしょうか?
それは、たった1つしか利益がないと「企業がどれだけ稼いでいるか」「それをどれだけ次の成長に使えるか」が正しくわからないからです。
身近な例で見ていきましょう。
あなたがカフェでアルバイトをして、1か月に10万円稼いだとします。ここから、手元に残るお金はどのように計算されるのでしょうか?
同じ10万円の収入でも、「生活費を引いた残り」「突然の出費を含めた残り」などで手元に残る額は変わりますよね。
企業も同じで、1つの利益だけでは経営状態を正しくつかめません。だからこそ複数の利益を使って、会社の経営状態を多面的にチェックしているのです。
では、覚えるべき3つの利益、営業利益・経常利益・純利益の違いを見ていきましょう。
次の図を見ると、売上高から費用を引いていく中で、どの段階でどんな利益が残るかが一目でわかります。

このように「営業利益 → 経常利益 → 純利益」という順番で利益が計算されていくイメージをつかむと、各利益の意味の違いが理解しやすくなります。
ただし注意点として、必ずこの順番で大きさが決まるわけではありません。特別利益や営業外利益が大きければ、この大小は逆転する場合があります。
詳しくは、6記事目(リンク)で説明します。
ここまでで3つの利益の違いをざっくり見てきました。では次に、アルバイトの例に置き換えてそれぞれの利益を見ていきましょう。
営業利益とは、会社が本業でどれだけ稼いだかを示す利益です。
例えば、あなたがカフェでアルバイトをして1か月に10万円稼いだとします。この10万円に対して、
その結果、手元に残るお金は8万円ほどになります。
この「稼いだ額から仕事に必要な費用を引いた残り」が、会社でいう営業利益にあたります。

経常利益とは、営業利益に「本業以外の収益や費用」も含めた利益です。
アルバイトの例でいえば、先ほどの8万円に対して、
その結果、残るのは9万円となります。このように本業(アルバイト)以外のお金のやり取りまで反映した利益が会社における経常利益です。

純利益は、最終的に会社に残る利益のことです。
アルバイトの例でいえば、先ほどの9万円に対して、
その結果、手元に残るのは5万円になります。
この「最後に手元に残ったお金」が、会社でいう純利益にあたります。

以上、この記事では投資初心者がまず覚えておきたい3つの利益「営業利益・経常利益・純利益」の全体像をシンプルに解説しました。
次からの記事では、今回の内容をさらに深掘りし、実際の企業の事例や投資判断に役立つ知識などをわかりやすく紹介します。
ぜひ次の記事もチェックしてみてください!
Q.次の選択肢のうち、正しいものを選びなさい。
正解!
不正解...
正解はC.経常利益は利息と関係があるです。
問題に戻る
工場の売却益は営業利益ではなく、純利益に含まれます。よって、選択肢1は誤りです。 純利益は税金を引いた後の最終的な会社のもうけであるため、選択肢2は誤りです。 経常利益は営業利益から本業以外の収益や費用を反映した利益であり、利息はそれにあたります。そのため、選択肢3が正しいです。 営業利益、経常利益、純利益の大小は必ずしも固定ではありません。よって、選択肢4は誤りです。